豊臣秀吉とキッスと金メダルの話
豊臣秀吉はキス魔だったらしい。
あの肖像画からは想像できない話である。
いや、まぁあの肖像画から《いやらしさ》のようなものは感じられるから、らしいと言えば、らしいのかもしれない。
豊臣秀吉がキス魔だという噂の出所は、息子にあてた手紙である。
その内容はと言うと…
「先日は思う存分に口吸いできず残念です。急いで帰って口を吸いますから、それまでお母さんに口を吸わせてはいけませんよ」
中々、衝撃的なことを言いなさる(笑)
ちなみにこれは、まだ赤子だった秀頼に送った手紙らしい。
これを読んだ秀頼の母・淀殿はどう思ったのだろうか…。
淀殿は、親の仇である秀吉を心から好きだったとは考えにくい。
むしろ憎んでいた可能性のが高そうである。
嫌いな好色ジジイが赤子の息子にあんな手紙を送ってきたら…
「きもっちわりっ…！！」
ぐらい言いそうである。
しかも秀頼は、秀吉との子供ではないという考察もある。
それならなおの事、
宝物のように大切なわが子が、嫌いなジジイからキッスされてる所
など見たくないだろう。
見ようものならジジイを突き飛ばして、わが子を消毒したくなると思う。
これは豊臣秀吉だけでなく、金メダルに噛り付いたどこかの市長にも言えることだ。
市長を構成している成分がアルコールや石鹸、聖水なのかというと、彼はそんな特別なオッサンではない。
普通の人間のオッサンである。
しかも身内でもなんでもない、よそのオッサンである。
そんなオッサンに宝物、しかも血のにじむ思いで勝ち取った金メダルを噛まれるなんて、セクハラとパワハラに値するだろう。
批判が殺到しているオッサンだが、「メダルに傷はつけてない」とか言ってるのだそう。
いやいや、そういう問題じゃないのだよ。
「労おうと思って肩を揉んだだけ」とか、
「叱責はしたが、殴ってはいない」とか言う、
セクハラ・パワハラの加害者と同じことを言ってますぜ。
オッサンがトヨタの本社で門前払いになったとニュースで見た。
そしてそれを《カノッサの屈辱》のようだと、ネットで話題になっていた。
ちなみにカノッサの屈辱とは…
まさか現代でカノッサの屈辱が起こるとは思いもよらなかった…
オッサンの一連の騒動をカノッサの屈辱と最初に言った人は誰だろう？
めちゃくちゃ上手いことを言ったと思う。
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